ソリューション · 制作工数コスト
AI 画像生成 vs デザイナー外注:商品画像1セットの本当のコスト差は?
まず数字から。越境ECのセラーコミュニティで、デザイナー1名を抱える経営者が公開している単価は1セット350元、複雑なものは500元。別のセラーは「1セット」をメイン画像6枚+A+コンテンツ6枚=12枚と定義しています。この2つの数字を突き合わせると、人手の相場は1枚あたり約 ¥29。土土金のバリュー版は1枚 ¥0.30 です。ただし100倍と早合点しないでください。AI生成には試行錯誤があり、使える12枚を得るには実際には24〜36枚生成して選ぶことが多く、さらに担当者が選定・微調整する時間もかかります。それを含めた12枚セットの実コストは約 ¥7.2〜10.8。それでも ¥350 の約2〜3%です。ただ本当の差はコストではなくリードタイムにあります。デザイナーは日〜週単位、AIは分単位で、修正のたびに順番待ちに戻る必要もありません。
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要点
- 人手の基準:1セット約 ¥350(複雑なもので ¥500)。1セット=メイン6枚+A+6枚=12枚として1枚あたり約 ¥29。⚠ この2つの数字は別々のセラーの公開投稿を組み合わせた推計であり、同一企業の実測値ではありません。
- AIの基準:土土金バリュー版は1枚 ¥0.30。12枚セットなら一発で通れば ¥3.6。
- 試行錯誤を含めると(12枚のために24〜36枚生成するのが通常)実際は1セット約 ¥7.2〜10.8。それでも人手の約2〜3%です。
- コスト以上に確実な差はリードタイム。デザイナーは日〜週単位のスケジュール、AIは分単位で、修正しても並び直しが不要です。
- 線引き:複雑な合成、ブランドのキービジュアル、実在人物の肖像権が必要な案件や素材の質感を正確に再現すべき案件は、引き続き人に任せるべきです。
| 方法 | 単価の基準 | 12枚1セットあたり | リードタイム | 備考と出典 |
|---|---|---|---|---|
| 社内デザイナー/外注デザイナー | 約 ¥29/枚(¥350/セット ÷ 12枚から算出) | ¥350(複雑なもので ¥500) | 日〜週、スケジュール調整が必要 | 出典:越境ECコミュニティにおける別々のセラー2名の公開投稿(¥350/セット と 12枚/セット)。組み合わせによる推計で、同一企業の実測値ではありません |
| スタジオ/フリーランス撮影 | 撮影1組ごとの見積もり。デザイン工数とは別勘定 | — | 日〜週、ロケ地・モデルの空き次第 | 本ページはデザイン工数のみを扱います。撮影コストは商品画像ROIのページを参照 |
| 土土金(バリュー版 1K) | ¥0.30/枚 | 一発なら ¥3.6、2〜3倍の試行錯誤込みで約 ¥7.2〜10.8 | 分単位 | ¥0.30/枚はプロダクト内の固定価格。再生成係数は保守的な見積もりであり保証ではありません |
試行錯誤を含めた12枚1セットの比較:デザイナー ¥350(複雑 ¥500)に対し、AIは約 ¥7.2〜10.8。AIは人手の概ね2〜3%です。ただし人手側は別々のセラー2名の自己申告を組み合わせた推計であり、同一企業を同一基準で実測した数字ではありません。安定して再現する差はリードタイム——日〜週 対 分単位です。
なぜ「単価 × 枚数」が本当のコストにならないのか
「AIでコスト99%削減」の多くは単価に枚数を掛けただけで、実際のチーム運用では成立しません。抜け落ちがちな項目を分解します。係数はご自身の合格基準に合わせて置き換えてください。
ポイント 1: 1. まず「1セット」の定義を揃える。でないと比較にならない
セラーが言う「1セット」は通常、メイン画像6枚+A+コンテンツ6枚の計12枚を指します。バリエーション3種を含める人もいて、その場合は30枚超。見積もりを比べる前に、相手の「1セット」が何枚で、バリエーションや修正回数が含まれるかを確認してください。「デザイナーは高い」「AIは安い」という結論の多くは、単に双方が違うものを数えているだけです。本ページは12枚/セットで統一します。
ポイント 2: 2. 再生成係数:なぜ2〜3倍で見積もるべきか
AIは一発では決まりません。使える12枚を得るには実際には24〜36枚生成することが多く、構図がずれる、被写体の比率が合わない、ディテールが甘い、といった外れが出ます。したがって実コストは「¥0.30 × 12 × 2〜3 = ¥7.2〜10.8」であって ¥3.6 ではありません。この係数はカテゴリと合格基準次第で、単純な白背景なら2倍未満、複雑なシーン合成ならもっと高くなります。これを計算に入れるほうが、単価×枚数よりはるかに誠実です。
ポイント 3: 3. 選定と微調整という見えない工数
生成自体は分単位ですが、30枚から12枚を選び、どれを撮り直すか判断する時間は自社の工数です。どの価格表にも載らないため、AI運用でもっとも過小評価されやすいコストです。ただし習熟とともに急速に減り、確定したパラメータを「レシピ」として保存・再利用すれば、新商品ごとの選定量そのものを圧縮できます。
ポイント 4: 4. 手戻りのコスト差は桁が違う
AIが本当に効くのはここです。デザイナーの手戻りは再説明と再スケジュールが必要で、1回で数日。AIの再生成は分単位、コストは数枚分の金額にすぎません。スタイルを何度も試す、A/Bを回す、繁忙期に急な差し替えが入る——こうした場面では、単価差そのものより優位性がはるかに大きくなります。節約しているのは待ち時間であって、お金だけではありません。
ポイント 5: 5. AIにできない、人に残すべき仕事
複数要素の複雑な合成、ブランドのキービジュアル(KV)、実在人物の肖像権が必要な起用シーン、そして素材の質感を正確に再現する必要があるカテゴリ(ジュエリーの反射、生地の質感など)は、引き続きデザイナーや撮影に任せるべきです。誠実なやり方は「標準的な量はAI、重要な数枚は人」であり、全面的な置き換えを期待することではありません。
ポイント 6: 6. 制作のボトルネック解消は、人員削減ではなく「繰り返しの12枚」を外すこと
多SKU展開でのボトルネックは、たいていデザイナーの技量ではなく、繰り返しの標準画像に埋もれて本来のデザイン業務に手が回らないことです。「どのSKUにも必要な12枚の標準画像」をAIの一括生成に回し、デザイナーはキービジュアル、A+のレイアウト、ブランドトーンに戻る。これはもう1人採用するより早く効果が出ますし、チームの納得も得やすい進め方です。
数字の根拠と免責(必ずお読みください)
- 人手側の2つの基準値(¥350/セット、1セット=12枚)は、越境ECコミュニティにおける別々のセラー2名の公開投稿によるもので、組み合わせによる推計です。同一企業を同一基準で実測した数字ではありません。カテゴリ・地域・契約形態によって実際の見積もりは大きく異なるため、実際に取得した見積もりを基準にしてください。
- AI側の ¥0.30/枚 は土土金バリュー版 1K の固定価格です。モデルや解像度によって単価は異なり、サブスクリプションでは換算が変わります。現在のプランと付与量はプランページをご確認ください。
- 「2〜3倍の試行錯誤」は保守的な見積もりであって保証ではありません。実際の再生成回数は、カテゴリ・参考画像の品質・合格基準によって変わり、単純な白背景ならより少なく、複雑なシーン合成ならより多くなります。
- AIはすべての用途に向くわけではありません。複雑な合成、ブランドのキービジュアル、実在人物の肖像権や素材の正確な再現が必要な案件は、引き続きデザイナーや撮影に依頼してください。
- AI生成の商品画像は商品を正確に表す必要があり、各プラットフォームの規定を満たさなければなりません。写実的なAI生成の人物が含まれる場合、プラットフォームのAI開示要件に該当する可能性もあります。出品前に該当プラットフォームの公式規定をご確認ください。
よくある質問
商品画像1セットの外注費はいくら?AIで代替できますか
回答: 越境ECのセラーコミュニティで公開されている相場は1セット約 ¥350、複雑なもので ¥500 です。1セットをメイン6枚+A+6枚=12枚とすると1枚あたり約 ¥29。土土金バリュー版は1枚 ¥0.30 なので、同じ12枚でも2〜3倍の試行錯誤込みで約 ¥7.2〜10.8 です。標準的なメイン画像・白背景・シーン画像はAIで大部分を担えますが、ブランドのキービジュアル、複雑な合成、実在人物の肖像権が必要な案件は人に残すべきです。一般的なやり方は「量はAI、重要な数枚は人」です。
1セット(メイン6枚+A+6枚、バリエーション3種)はどのくらいで出来上がりますか
回答: デザイナーや外注経由では通常、日〜週単位でスケジュール調整も必要です。実際の時間の大半は制作そのものではなく、順番待ちと確認のやり取りに費やされます。AIなら分単位で出力され、ボトルネックは「選定と基準づくり」に移ります。使える12枚を得るには現実には24〜36枚生成して選ぶことになります。新商品投入が多く修正の頻度が高いチームほど、AIが短縮するリードタイムのほうが節約額より価値が大きくなります。
AIで実際どれだけ削減できますか。手戻りコストが抜けていませんか
回答: その通りで、多くの「99%削減」はまさにその部分が抜けています。誠実な計算では3つを戻す必要があります。① 再生成(12枚のために24〜36枚、2〜3倍で計上)② 担当者が選定・微調整する時間 ③ それでも人が担当する数枚。すべて戻すと12枚1セットは約 ¥7.2〜10.8 対 ¥350 で、AIは人手の概ね2〜3%です。依然として桁違いですが、100倍ではありません。
小規模事業者が始めるにはいくら必要で、投資回収はどのくらいですか
回答: 枚数課金でシート料金がないため、初期の固定費はほぼありません。登録後 ¥0.30/枚 で試し、まず12枚1セット(試行錯誤込みで約 ¥7.2〜10.8)を作って自社の合格基準を満たすか確かめてください。回収の計算は単純で、その1セットにこれまでデザイナーや外注へ支払っていた金額が数十円を超えるなら、最初の1セットで回収できます。本当に評価すべきはコストではなく「出力が自社の基準を満たすか」であり、それは自社の実際の商品画像で一度試すほかに確かめる方法はありません。
Amazonで多SKU展開しており制作が追いつきません。どうすれば早く出せますか
回答: まず「どのSKUにも必要な12枚の標準画像」と「本当にデザインが必要な仕事」を分けてください。標準画像(白背景メイン、シーン画像、各プラットフォーム比率)はAIの一括生成へ。土土金は一括アップロード(1回最大50枚)と12種のEC向けシーンプリセットに対応し、確定したパラメータをレシピとして保存・再利用すればバッチ全体のトーンが揃います。デザイナーはキービジュアル、A+のレイアウト、ブランドトーンに戻れます。もう1人採用するより早く効果が出て、既存の分担を大きく変える必要もありません。
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